2014年2月23日日曜日

虚空蔵堂(鎌倉市)



虚空蔵堂は本来の名を「明鏡山円満院星井寺」といい、極楽寺切通(極楽寺坂)の入口にあるのである。

虚空蔵堂は奈良時代の高僧である行基が彫った虚空蔵菩薩が祀られている御堂といわれ、その霊跡であるつーことであるのである。

聖武天皇の時代、行基が全国行脚の途中で、頭脳聡明、記憶力アップに絶大なる効果があるてな虚空蔵求聞持法を修して、虚空蔵菩薩真言を「のーぼーあきゃしゃぎゃらばやおんありきゃまりぼりそわかあああああああっ」と百萬遍お唱えしてたら、井戸の中に三つの明星が光り輝き、夜も付近を照らしたと騒ぎたて、この現象が七夜も続いたと言い張って、村人の力を借りて、井戸水を汲み出してみると黒く輝く石があったそーであるが、行基は「虚空蔵菩薩が石になって降りてこられた」との考えが浮かんだと主張したのである。

まあ、なにしろ、時の高僧がそんなことを言って騒いでいるので、科学も何もない時代のことであるので、近隣を騒然とさせ、そのことは、都の聖武天皇の耳にも入り、行基に虚空蔵菩薩の像を彫って祀るように命じたつーことであるのである。

まあ、考えが浮かんだのであるので、いってみれば思い込みであるので、脳の錯覚と言ってしまえばそれまでであるが、この時代に脳科学もへったくれもないのであるから、いたしかたのないことで、なにしろ当時の知識人でもあるえらいぼーさんであるから、そら、思いつきでも錯覚でも妄想でも幻覚でもホラでも影響力は大きくて、現在までこの虚空蔵堂は貴重な歴史的資料ということも含めて、世話人護持会他あまたの熱心な地域の信仰者により存続保存されているわけである。

しゅーきょーに関わる奇跡てなものはだいたいが、脳の錯覚、あるいは幻覚、あるいは妄想、あるいはホラ、あるいはプラシーボ効果てなもであるのであるが、まあ、そーいっちゃ身も蓋もないので、これをロマンと捉えて、この世浮世を楽しむのが人生のコツ極意お楽しみであるのであるのである。

ううむ、大霊能者による神のお告げとお告げと称して信仰を集めるべくネット教団象気功を展開する象師匠としては、実に矛盾偏屈変竹林珍竹林な解説であるが、そこはそれ、お笑い教団としての御役目もあるので、なんでも笑ろとけ笑ろとけであるのである。

まあ、とにもかくにも、虚空蔵求聞持法をこれでもかと修し、虚空蔵菩薩真言を百万遍二百万編唱えて、記憶力アップにつとめて、とーだいきょーだい、さらには、はーばーどいえーるけんぶりっじを目指していただきたいが、そんな暇があったらお勉強したほうが、その方面にご使用になる脳神経細胞が活性化するのであるのはゆーまでもないことであるのである。

つーよーな由緒正しい由来を持つ虚空蔵堂であるので、もちろんあたしは心の中で疾風怒濤の素早さで虚空蔵菩薩真言を百万遍お唱えしたのである。

効果があるかないかは、このみごとな魅惑の文体で展開する文章を読めば歴然であるが、ぜんぜん効果がないじゃんと言われれば、返す言葉がないのである。

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