2015年8月24日月曜日

達磨寺(高崎市)



毎年正月の6日7日にかけて夜通し開催される高崎のだるま市で有名な達磨寺(だるまじ)は、群馬県高崎市にある黄檗宗(おうばくしゅう)の寺院で、山号は少林山である。

ちなみに正式名称は少林山鳳台院達磨寺である。

創建は正徳2年と考えられ、本尊は十一面観音・北辰鎮宅霊付尊神である。

黄檗宗(おうばくしゅう)は、日本における仏教の宗派で、臨済宗、曹洞宗に次ぐ禅宗の一つである。

ちなみに本山は隠元隆琦(1592 - 1673年)の開いた、京都府宇治市の黄檗山(おうばくさん)萬福寺である。

てなことであるが、なんつっても七草大祭だるま市はこの寺の境内で開催されるということで、実際に石段を上がってみると、テレビ番組などで見る様子とは違って、こんな狭いところでやってたのかというぐらい狭い境内である。

テレビの枠というものは、全く別世界を見せてくれるわけである。

まあ、とにかく神社仏閣の石段登りはあたしの楽しみライフワークみたいなもんであるので、この達磨寺の山門から天まで続くと思われる石段を見上げると実に満足できる風情であるのである。

それで、ようやく登りきったと思うと、そこは瑞雲閣と大講堂てな建物のある境内で、達磨寺本堂である霊符堂まではさらに石段は続くのである。

それを愛用のお出かけ用クロックスサンダルでパコパコと軽やかなステップを踏んで登り切ると、本堂のある境内に出るのである。

なにしろ最近はお出かけもクロックスであるが、以前はどこに行くにも夏はビーサンであったので、着るもの履くものにまったくこだわらない象師匠も少しはファッショナブルになったわけである。

クロックスでファッショナブルもへったくれもないもんであるが、ほっとけば便所サンダルでホテルのレストランに入ろうとして入店拒否された経験を持つあたしであるから、格段の進歩であるわけである。

そんなことはどーでもいいので、達磨寺の本堂である霊符堂の入り口の左右はだるま納め所となっていて、だるま以外のぬいぐるみや人形は置かないようにてな張り紙がしてあるのである。

いわば用済みになっただるまさんが山積みになっていて、見方によってはだるまさんの奉納であるし、見方によってはだるまさんの捨て場所であるわけであるが、ものごとはありがたいと思えばありがたいしありがたくないと思えばありがたくないので、もちろん、ご利益至上主義のあたしの面目にかけて、全身全霊をかけてありがたいありがたいと拝んだわけである。

さらに、隣の達磨堂も拝見して、店頭の大だるまも拝見したのであるが、まあ、なんだね、だるまはハリボテだけにクオリティは低いのはいたしかたないということを申し上げて、ご利益満点の心地良い疲労感とともに今日も元気に腹へったのである。

ありがたいありがたい。

なんでもいいから、拝んどけ拝んどけである。

だから、ひとこと多いったら。


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